寒い季節になると、肩や首がこり始めるという人は多いと思います。
長く続いている肩こりにはスローコアピローがおすすめですが、冷えからくる肩こりにもスローコアピローは効果があるのでしょうか。
個人的な意見ですが、
寒い時期だけ起きる肩こりの場合はスローコアピローを使うより
「患部を温める」
ことから始めてみましょう。
スローコアピローで効果がないわけではない
スローコアピローでも効果がないわけではありません。
スローコアピローを使ったエクササイズは、筋肉の緊張をほぐす効果があります。
寒い時期は筋肉の緊張が起こりやすく、気づかないうちに肩に力が入っていたり、肩をすぼめてしまったりしますよね。
これは体温を逃がさないように無意識にとる行動です。
ですが、その状態が長く続くと肩や首周りの筋肉は緊張し硬直します。
その結果、肩こりや首こり、頭痛に発展することもあります。
そして血行が悪くなり、充分な栄養が体中に届かなくなったり、疲労物質が肩に溜まることになります。
このような筋肉の緊張はスローコアでも改善できますし、血行が良くなるので肩こりが改善に向かうことも考えられます。
でも寒い時期に限定されるなら、そこまでするよりは先に「患部を温める」ことから始めた方が早く楽になります。
冷えからくる肩こりは患部を温めることで楽になります。お風呂に入るとこりが和らぐような人です。
次に患部を温めて肩こりを解消する効果的な方法を紹介します。
肩こり解消の効果的な入浴方法
お風呂は肩こりの解消だけではなく、疲労回復、心身のリラックス、良質な睡眠への準備など多くのメリットがあります。
入浴の時間を上手く活用しましょう。
全身浴か半身浴かは意見が分かれています。
私の場合は、全身浴と半身浴の間が気持ちいいので、胸までは浸かるけど肩は出しておくようにしています。
肩まで浸かるとのぼせやすいですし半身浴だと寒いので。
温度は熱くない方がいいです。
38℃~40℃くらいにしておきましょう。
時間にして20分ほど浸かることができる湯温がおすすめです。
熱いお風呂が好きという方もみえますが、急激に体を温めると長く湯船に入っていられないので、体を芯から温めることができません。
入浴後に体が冷めるのも早くなります。
眠りも浅くなるので、疲労が取れずに、コリを翌日に持ち越してしまう場合もあります。
手軽に温めるならシップや温熱用具
お風呂に入れるのは1日1回だけという人の方が多いと思います。
もっと手軽に肩や首を温めたいたいのなら温湿布も効果があります。
温湿布にはカプサイシン(トウガラシの成分)が含まれていて、カプサイシンは血行を良くし、患部の温度を上げる効果があります。
ただ、肌が荒れやすい方だと温湿布には注意が必要です。
温湿布は冷湿布より刺激が強いので、かゆみやかぶれの原因になります。
もちろん、冷えからくる肩こりの場合は冷湿布は患部の温度を下げてしまうので避けましょう。
温湿布の他には温熱用具の「久光製薬の直貼」や「花王の蒸気の温熱シート」もいいと思います。
温湿布より肌への刺激が少ないので、肌の弱い方でも使えることが多いです。
もっと肌に刺激が少ないのは、桐灰化学のあずきのチカラ。
これは電子レンジで加熱して繰り返し使えるのでとても経済的です。
私は目もと用と首肩用を愛用しています。
体を温める食べ物
寒い季節は体を温める食べ物を意識するのも効果的です。
とは言え、料理となるとちょっとハードルが上がってしまうので、体を温める飲み物がおすすめです。
例えばスーパーやドラッグストアで販売している「しょうが湯」。
小分けになっているものならお湯を注ぐだけなので全く手間がかかりません。
胃が温まってリラックスの効果もあります。
他にもホットココアとかホットミルクもいいですよ。
あまり神経質になると逆にストレスでコリが生まれますから、自分が好きなものを選ぶようにしましょう。
食品ではないですが、葛根湯は冷えからくる肩こりによく使われます。
葛根湯も血行を良くし、体がポカポカしてきます。
風邪薬のイメージが強いですが、効能に「肩こり」と表記されています。
寒い季節限定で起きる肩や首のコリには、まずこれらの「患部を温める」ことから試して下さい。
スローコアも結果的に血行が良くなり体は温まります。
ただ、季節限定の冷えは直接温めてしまった方が早く楽になれます。
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