ストレートネックとは?原因・症状・セルフチェックまとめ

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ストレートネックの女性

正常な首は湾曲しています。首が約6kgもある頭を支え続けられるのは、湾曲しているおかげです。
ストレートネックとは、この湾曲がなくなり真っ直ぐな状態になっている状態を言います。

首のレントゲン写真-

では、ストレートネックになるとどんな弊害が出てくるのでしょう。
このページでは、ストレートネックのこと、原因、症状、セルフチェックの方法を紹介します。

ストレートネックになる原因

ストレートネックになる原因

日本ではストレートネックになっている人は珍しくありません。
気づいていない人が多いだけで、軽度の状態を含めると過半数の人がストレートネックになっていると言われています。

過半数どころかこんな話さえあります。

日本人の8割はストレートネックと言っても過言ではないのです。もちろん、重症の人から軽症の人まで程度のバラつきはありますが、軽い人も含めれば、私は、女性の9割、男性の7割はストレートネックに相当すると見ています。
引用:あなたの首の痛み・肩こりはストレートネックが原因です!/永岡書店
著者:酒井慎太郎(さかいクリニックグループ代表)

さかいクリニックグループ代表 酒井慎太郎
テレビなどのメディアにもよく出演し、著書は60冊以上。数えきれないほどの有名人やプロアスリートから支持され「ゴッドハンド」を持つ男とも呼ばれる。診てきた患者は100万人以上。
HP:http://www.sakai-clinic.co.jp/

ストレートネックは現代病とも言われ、その数は年々増加しています。東京都の花粉症有病率が推定50%弱なので、ストレートネックの人ははるかに多いです。
参考:http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/12/18/14.html

ストレートネックは万病の元?!

ストレートネックは万病の元

ストレートネックは、ただ首が真っすぐになるだけではありません。重い首こりや肩こりを感じる人が多いですが、肉体的な影響、神経への影響、精神的な影響を引き起こすことも多いようです。

先に紹介した酒井先生は、その著書の中で「ストレートネックは万病の元」と話されています。

ストレートネックが疑われる症状
肩こり・首こり・頸椎ヘルニア・頚椎症・手や腕のしびれ・四十肩・五十肩・背中の痛み・頭痛・急性難聴・耳鳴り・めまい・顎関節症・不眠・睡眠障害・自律神経失調症・更年期障害・うつ症状・慢性疲労・イライラ感・集中力低下・ほてり・吐き気・その他不定愁訴など

スローコア・エクササイズ「ベーシック」テキストから抜粋

上記の症状があるからストレートネックとは限りません。ストレートネックで出やすい症状の一例です。

ストレートネックは体のバランスが崩れた状態なので、上記の他にも、ひざの傷み、猫背、二重あご、下半身太りも起こりやすいと言われています。
原因不明の辛い症状を不定愁訴と言いますが、不定愁訴の原因がストレートネックだったという事例もよくあるそうです。

ストレートネックは日常生活の姿勢が原因

ストレートネックは日常生活の姿勢が原因

ストレートネックになる原因の多くは、日常生活での姿勢にあると言われています。

  • スマホやパソコンの利用で、頭が前に傾く時間が多い
  • うつむいて行う作業が多い(料理や読書含む)
  • 猫背で頭が体より前に出ている

共通しているのは、頭が前に傾く姿勢が長時間になっていること。他にも、電車やバスで居眠りをするのもストレートネックになる原因です。

ストレートネックは先天的なものや体質ではないので、逆に上記の姿勢を減らすことがケアになります。

ストレートネックになるまでの流れ

  • 頭が前に傾いている姿勢

  • 頭を支えるために頸椎に大きな負荷がかかる

  • 頸椎を助けるために首や肩の筋肉が異常に働く

  • 頭が前に傾いた状態で筋肉が硬直

  • 頸椎の湾曲が消失しストレートネックになる

  • 背中、腰、ひざ等でバランスを取ろうとし負荷がかかり、首以外の症状が出始める

骨は変形するので、頭が前に傾く姿勢を日常的に行っていると湾曲が無くなってしまいます。意識して正しい姿勢を保とうとしても、筋肉が硬くなっているため、つらくて続けられません。
やがてうつむき姿勢でいる方が楽になり、ストレートネックが悪化していきます。

ストレートネックは急に起こるものではなく、今までの生活が首に映し出されているようなもの。だからすぐに良くなるものではありません。

ストレートネックのセルフチェック

セルフチェックをしてみましょう。

ストレートネックのセルフチェック
  1. 壁に背を向けてまっすぐ立つ
    力んだり背筋を伸ばそうとせず、いつもの姿勢で
  2. 後頭部、肩甲骨、おしり、かかとが無理なく壁についていればOK

ストレートネックになっていると、後頭部と壁の間に手のひら1枚か2枚以上分の隙間ができます。

ストレートネックのセルフチェックの結果

隙間ができているとストレートネックになっている可能性が高いです。

特に意識して頭を壁につけようとしても動かない、痛くてつけられないという方は、かなりストレートネックが進行しているかもしれません。

原因を知って正しいケアを

ストレートネックは原因を知り、正しいケアを行えば改善するので、必要以上に不安がることはありません。
ただ、ケアが遅れると体のあちらこちらに弊害が出ることもあります。
もしお近くにストレートネックをケアしてくれる治療院があれば、早めに診てもらうことをおすすめします。