
スローコアピローで、「効果がなかった」「逆に悪くなった」と感じている方の中には、寝るための枕と思って購入した人が一定数いるようです。枕に首をのせて、毎日15分程度のエクササイズをするのがスローコアピローの正しい使い方です。
スローコアピローとは
柔道元オリンピック日本代表「森脇保彦」(現在は柔道整復師、国士舘大学教授)監修。アスリートのボディメンテナンスに使われていた方法を、一般人が自宅で実践できるよう再開発。スローコアピローに首を乗せてエクササイズすることで、頸椎を正しい形に整え、首や肩の緊張をほぐしていく。
寝るだけで不調を解消できる枕を探しているのなら、スローコアピローは効果がありません。
寝具兼用で肩こりや首こりの対策ができる枕を探しているなら、 高反発まくら【モットン】を調べてみてください。寝つきから寝起きまでを考えて開発された枕で、元中日ドラゴンズの山本昌選手が愛用しています。
\野球界のレジェンド山本昌さんは夫婦で愛用/
モットンの特徴はこのページの下段で紹介。
今回は、2014年からスローコアピローを愛用している私の感想とネットに出ていた口コミから、スローコアで効果が出ない人をまとめました。
スローコアピローで効果が出ない人
- スローコアピローだけ買いたい
- 寝具用の枕として使いたい
- エクササイズはしたくない
- 張り切ると無理してしまう性格
- 仰向けになれない
- 部屋にエクササイズできるスペースがない
一つずつ簡単に解説します。
スローコアピローだけ買いたい(中古品)

某サイトで使用済みで買いました。あとで分かったのですが、枕だけでは何もできません。運動の仕方が載っている冊子がいるそうです。私の不注意ですが、出品した人も知っているはずなので一言書いておいてほしかった。使えない枕に9000円も出してしまいました。
スローコアピローだけを買ってもまったく役に立ちません。付属のテキストに載っているエクササイズを実践しないと効果はありません。逆に、テキストだけを持っていても無意味です。
だからスローコアピローは単品販売をしていません。でも、フリマサイトやオークションサイトでは、たまに注意書きなしで販売している人がいます。テキストがいることを知っているにも関わらず。
お金を捨てることになるので、実践するならセットを購入しましょう。
詳しくは「スローコアフルパックEXとスローコアピローの違い」で解説しています。
寝具用の枕として使いたい

この枕で寝たら首の痛みが悪化した。硬いし小さい。寝返りもしにくい。できれば返品したい。
「枕」というだけあって、寝具用と勘違いしている人も多いようです。スローコアピローは脊椎を牽引するための枕で、乗せるのは頭ではなく首。首を正常な形になるよう牽引しながら、邪魔をしている硬くなった筋肉(コリ)をほぐします。
不良品でない限り返品できないので、購入前によく考えましょう。

僕も実践してみましたが、頭がコロコロして、首が痛くなり無理でした。
エクササイズをしたくない、テキストを読みたくない
スローコアピローは、エクササイズを実践しないと意味がありません。エクササイズのやり方は、テキストに載っているので、面倒でも最初は読む必要があります。テキストの文字は大きめ。画像でも紹介しています。せめて、エクササイズのやり方だけでも読みましょう。

慣れるまでは1回のエクササイズに20分以上かかります。やることを覚えたら1回15分くらいです。
余裕があれば、ストレートネックになる原因、肩や首がこるメカニズムの解説などの情報も読んでみてください。原因を知っておくと予防に役立ちますし、スローコアの効果も出しやすくなります。
張り切り過ぎて無理してしまう性格の人

本を見ながらひと通り最後までやってみたら痛みが増しました。あと気分が悪くなったので少し怖いです。
悩んできた期間が長い人、悩みが深い人、性格がまじめな人は、最初から完璧を目指してしまうかもしれません。でも、気を張らずにのんびり進める方が上手くいきます。
状態が悪いときにすべてのエクササイズを完璧にこなそうとすると、かえって気分が悪くなることがあります。私も同じ経験をしました。1つのエクササイズの回数を減らしたり、痛いと思う動きはやめたり、焦らずに続けることを意識する方が結果は出やすいです。

途中で痛みや違和感が続いたり増したりする場合は、その動作や姿勢はすぐにやめましょう。ただし、エクササイズの途中で痛みや違和感が徐々に消えていくようであれば問題ありません。できないエクササイズは適宜省略し、可能なエクササイズから実践して体を慣らしていきましょう。
引用:テキストVOL.1「ベーシック」より
エクササイズに気持ちよさを感じるようになってから、参考回数どおりにしたり、すべてのエクササイズを実践したり、臨機応変で続けましょう。
仰向けになれない
スローコアエクササイズは仰向けで行います。膝を曲げれば仰向けになれるのなら大丈夫。

仰向けになれないとエクササイズできないので、効果もありません。
部屋にエクササイズできるスペースがない

スローコアエクササイズでは、仰向けになれるスペースが必要です。
ベッドは体が沈むため販売元は非推奨としていますが、硬めのマットレスで体が沈まないならエクササイズできます。僕もよくベッドで実践していたので。ただ、柔らかいマットレスは難しいです。逆効果になると思います。
フローリングでやるなら、背中と腰が痛くならないように下に何か敷きましょう。ヨガマットや100均のジョイントマットは体が沈まず便利です。

畳やカーペット上なら、何も敷かなくても大丈夫。
最後に、事故や持病で首に異常があるなら購入前に主治医に相談しましょう。
スローコアピローで効果が出ない人まとめ
めんどくさいとか時間がないという理由で2,3回でやめたという口コミを見ることがあります。それでは効果が出るはずがありません。
痛みがあるのに続けるのはいけませんが、面倒とか気持ちが悪くなるのだったら、まずは気持ち良く感じる運動だけやってみてください。
ストレートネックになっていたり、慢性的なコリが出ている時点で、首が受けてきたダメージは大きいはず。過去の私のように毎日頭痛に悩まされているかもしれません。
ダメージから回復させるために、ぜひ続けてみてください。
【モットン】首・肩対策枕は寝ながらケアにおすすめ

モットンは前後で高さが異なる睡眠用の枕です。エクササイズは必要ありません。
寝ている間に首まわりの筋肉が緊張しないように、体圧を分散できるように開発されています。さらに、寝ている間に首が浮いて負担がかからないよう、高さを調整することもできます。
見た目は驚くほどシンプル。おしゃれ感は完全にゼロ。
ただ、耐久性は驚くほど高く、8万回の耐久試験を突破。長い期間使い続けることができます。
モットンは、適度な反発力が頭の沈みを防ぎ、首と肩への負担を減らすので、寝ている間に肩がこってしまう方にも最適。寝返りしやすいく、横向き寝が好きな人でも使えます。

モットンのいいところは、自分で高さを調節できる点。枕の高さは首肩の負担だけでなく、睡眠の質にも大きく影響します。
高さを調節するには、付属の高さ調整シートを使います。

シートの高さは約1cm。通常サイズ4枚とハーフサイズ2枚のセット。通常サイズは枕自体の高さ調整に、ハーフサイズは首側だけ調整したい時に使います。

すごくアナログですが、最後はこのタイプに行き着きます。
調整できる枕としてはビーズ枕もありますが、偏りが出て調整が難しかったり、中身がこぼれたり、処分(ゴミ出し)に気を使わなければいけません。

その点、アナログでもシートタイプは面倒がなく、扱いやすくて便利です。

野球界のレジェンド山本昌さんは夫婦でモットンを愛用中らしいです。
高い側を使用中の昌さん。筋肉質な方や男性は高めの枕を好む傾向が強いですが、十分な高さがありますね。
首肩への負担は枕が低い方が軽減されますが、枕に慣れるまでは好みの高さ、その日の体調に合わせて心地よい高さに調整しましょう。

昌さんくらいがっしりした体格の方でも、低い方を首側にした方が自然ですね。でも、横向き寝が多いなら高い方を首にした方が寝やすいと思います。
枕選びは高さだけでなく、硬さも重要。

モットンはやわらかめとかための2タイプがあります。硬さは実際に頭を乗せてみないと好みが分かりません。硬さが合わずに何個も枕を買ってきた人も少なくないのではないでしょうか。
モットンは90日間の交換・返品保証つき。機能性枕では珍しい保証です
※返品保証は特定サイト限定のサービスなのでご注意ください
例えば、「硬めにしたけど、やわらかめに変えたい」場合は、配送料の2,200円だけで1回に限り交換できます。寝心地に満足できなければ返品もできます。
「疲れているのにエクササイズなんてしたくない!」という方でも、寝るだけなら負担になりません。最初は簡単な方法から実践するのもいい方法だと思います。